第4回Workshop「「新着雑誌記事速報」を作ってみよう!ーRSSを活用した図書館サービス作成ー」(サービス構築コース)(6月13日)の開催報告です。

3月14日(月)に開催予定でしたが、会場となる潮来市立図書館や、講師の所属するゆうき図書館、さらに茨城県全域も被災し、延期となっていた第4回ワークショップでしたが、無事に3ヶ月経過直前の6月13日(月)に開催することができました。

会場の復旧と、潮来市のライフラインが復旧したこと、そして何よりも、雑誌記事索引速報を取り上げて欲しいという参加希望の皆さまのおかげで、開催にこぎつけることができました。ありがとうございます。

毎回恒例の参加者事後アンケートの結果はこちらです。(16名中15名回答)

今回のワークショップに参加して満足でしたか?

  • 満足した:9名(60%)
  • やや満足した:6名(40%)
  • やや不満である:0名(0%)
  • 不満である:0名(0%)

今回の配布資料や講座内容は、講師を務めていただいた牧野雄二さんが所属する、ゆうき図書館の皆さまのご協力でブラッシュアップ、フィードバック等を経て参加者の皆さまの目にするところとなりました。ゆうき図書館副館長でCode4Lib JAPANコアメンバーでもある笹沼崇さんによると、講師初挑戦の牧野さんを心配して職場の仲間が自発的に協力してくださったとのこと。すばらしい仲間ですね。

当日は、会場を提供してくださり、機材もご協力いただきました潮来市立図書館の船見館長より、まずは避難経路の確認からスタート。決して笑えないのですが、気を引き締めつつも会場全体の雰囲気が、一気に和みました。

会場は写真をみていただいてもわかるように、これまで意外と採用されていなかったコの字スタイル。解説を聞くときは振り返り、必要ならばPCに向かい、メモを取り、となりの人と相談しあう、いい雰囲気でした。

実は私が一番驚いたのは、牧野さんのプレゼンテーション画面がFlashで作られていたこと。時折、実際の動作の画面などを切り替えながら、丁寧に説明されていたと思います。

講義内容に勝るとも劣らず大好評だったのは、ティータイムのおやつです。これまた、ゆうき図書館で料理好きな司書さんが作ってくださったそうです。ホントに美味しかったです!

今回取り上げた、「雑誌記事索引速報」を自分の現場に持ち帰って実装するためのディスカッションは、各自の現場の差が浮き彫りになるかたちではありましたが、WorkShopに参加したことがきっかけで、何かしら新しい試みに繋がっていくなら、嬉しく思います。

もしも、実装した方いらっしゃいましたら是非、ご連絡ください。これは、今回だけにいえることではなく、毎回どのテーマも図書館の現場に持ち帰っていただけるようなWorkShopを、と工夫しています。

最後にWorkShopに参加してみての感想をいくつか参加者アンケートからピックアップしてご紹介します。

  • 送迎、ティータイムのこころくばりに感動しました。最後のディスカッションも率直な意見が聞けてよかったです。講師の情念に元気をいただきました。(私立大学図書館のAさんより)
  • RSSを使って記事速報を作る実習は,難易度は高いと感じたが,慣れてしまえば継続してやっていくことは可能だと思った。WEBだけでなく,OPACでの公開はサービスとして必須だろうし,さらに紙媒体での蓄積が重要じゃないかと思う。(公共図書館のBさんより)

その他、まだまだご紹介したい声もあるのですが、次のワークショップに取り上げたいようなご要望もいくつかいただいています。ありがとうございます。

今後、事務局としては毎月なにかしらのワークショップを企画してもっと多くの皆さんにWorkShopを体験していただけたらいいな、と思っています。

最後になりましたが、改めまして潮来市立図書館の皆さま、そして全力でご協力いただいたゆうき図書館の皆さま、遠くからお越しいただいた参加者の皆さまに感謝して、開催報告をおしまいにします。

ありがとうございました。

by ふじたまさえ