平成23年度 第3回東京都図書館研究交流会・東京都図書館協会IT講習会への講師派遣の報告です。
募集要項:http://www.code4lib.jp/2011/10/581/

日時:2011年11月29日(火)13:00-17:00
テーマ:「OPAC+を体験しよう!」
講師:江草(国立教育政策研究所)、川嶋(野田市立興風図書館)、高久(物質・材料研究機構)
TA:ふじた(Code4Lib JAPAN事務局)、吉本(Nota Inc.)

参加者は都立図書館および東京都図書館協会に加盟している参加館の中から合計で30名となりました。
通常のワークショップよりも短い時間の中でOPAC+を体験していただくために、事前にHTMLについてある程度の知識がある方を参加対象としました。

Code4Lib JAPANのワークショップ恒例となっている自己紹介から開始です。公共図書館、大学図書館以外からの参加もあり、通常のCode4Lib JAPANの広報の仕方では集まらないような多彩な参加者が集まりました。(主催がCode4Lib JAPANではないので無料だったことも魅力のひとつだったようです。)
自己紹介にて、自分の所属する図書館を紹介し、ぜひ遊びに来て下さい!とPRしていた方が印象的でした。

まずは40分程度で講義を行い、休憩10分を挟んだ後、演習に入りました。
演習では、OPACの見出しの変更、スタイルの変更(背景色など)、検索語から外部リンクを追加、画面から情報を読み取ってリンク等を追加する、という4項目について、各自の手でプログラムを書き換える体験をしました。
ここまでの演習だけで70分弱。30人全員がOPACを書き換える作業をこなすことができました。

今回は4時間という時間制限の中で最大限に体験していただくために、使用するブラウザやテキストエディタを先に各PCへ仕込みを行っていたのでかなりスムースに進めることができました。会場の都合もあり、全員が同じ環境で演習ができたことも時間短縮につながっていたようです。

質疑の時間では、OPACの検索語についてのサジェスト機能を追加するためにはどうしたらよいのか、といった実務的なことから、講師とプログラムの出会いのきっかけは?といったことまで幅広い質問がなされました。

講師陣としても、OPAC+について2回目のワークショップとなり、前回の反省も活かした構成にできたようです。事後アンケートも取りまとめて判明次第、報告します。

(文責:ふじたまさえ)