Code4Lib Conference 2012 参加報告会の開催報告です。
当日は、雨にも関わらずコアメンバー、Conference参加者を含め、19名が集まりました。
参加者の内訳は、一般の参加者が7名、コアメンバーが3名、Conference参加者が9名でした。

【概要】
イベント名:Code4Lib 2012参加報告会
http://www.code4lib.jp/2012/02/947/
日時:2012年3月5日(月)13:00-17:00
会場:さくらWORKS<関内>(住所:神奈川県横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F)
懇親会:みぢかな安心ごはん80*80 http://www.8080food.com/

つぶやきまとめ(ハッシュタグ: #c4ljp)
Togetter: http://togetter.com/li/268153

平日のUSTREAM中継でしたが、後半のパネルディスカッションでは同時視聴者数が28名となり、オンラインでも盛り上がりました。
USTREAM前半:http://www.ustream.tv/recorded/20896000
USTREAM後半:http://www.ustream.tv/recorded/20897030

まず最初に、コアメンバーでもある筑波大学図書館情報メディア研究科/株式会社しずくラボの常川真央による参加報告プレゼンテーションを行いました。
参加報告スライド:http://www.slideshare.net/code4libjp/code4lib-conference-2012

次に、Conferenceにて行ったライトニングトークを、岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社)、吉本龍司(Nota, Inc.)、常川真央(筑波大学/株式会社しずくラボ)、江草由佳(国立教育政策研究所)&高久雅生(物質・材料研究機構)が、当日の登壇順に英語で再現しました。

登壇者、タイトルとスライド一覧:Code4Lib Conference 2012 Lightning Talk
・岡本真「saveMLAK - Aid activities for the Great East Japan Earthquake through collaboration via Wiki」
 スライド(SlideShare):http://www.slideshare.net/arg_editor/code4lib201220120207
・吉本龍司「Introducing CALIL.JP, scraping/mashup all of OPACs in JAPAN!」
 スライド(PDF):http://dl.dropbox.com/u/3580301/Introducing_CALIL_JP.pdf
・常川真央「Project Shizuku : Making Friends in libraries」
 スライド(PDF):http://dl.dropbox.com/u/262075/Code4LibConference2012_LT_Tsunekawa.pdf
・江草由佳&高久雅生「Recovery of Minamisanriku Town Library from Tsunami Disaster」
 スライド(SlideShare):http://www.slideshare.net/yegusa/20100209recovery-of-minamisanriku-town-library-from-tsunami-disaster

英語のライトニングトークをあえて再現したのは、「難しいと思われがちな英語でのプレゼンテーションのハードルがそんなに高くはないことをわかってもらうため」と、岡本。
英語ライトニングトークの再現の後は、解説&質疑タイムとして特に、英語プレゼンテーションの準備をどのように進めたのかということについて実際の状況を振り返りながら、大いに盛り上がりました。詳細は、USTREAM前半(英語ライトニングトークは00:59頃から)をご覧いただけば嬉しいのですが、DropBoxやSlideShare、Skype、Twitter等を使いこなして直前までスライドの修正を進めたとのことです。

後半は、「日本と米国のICT力の差はいかほどか!?」と題したパネルディスカッションを、座長:岡本、パネラー:大向、高久、吉本の4名で開催しました。
海外の状況を踏まえつつ、日本と米国のICT力の差がどのくらいあるのか、あるとすれば何が原因なのか、ということについて会場だけでなく、USTREAM中継を通じてTwitterからも議論に参加してくださった方もいらっしゃいました。
最終的には、シンプルにICT力だけで見れば、日本も米国も大差はない、として、日本を励ますような一コマもありました。
海外を知る参加者からも、図書館に限らず現場の状況について見聞きしたことを元に質疑が進みました。
このパネルディスカッションを通じて、日本の劣等感のようなものを客観的に捉え、本当に日本が遅れをとっているのか、改めて考えるきっかけになれば、嬉しく思います。是非、USTREAM後半(パネル開始は00:14頃から)をご覧ください。

今回のCode4Lib Conference 2012には日本人が10名、参加することができました。
Code4Lib JAPANコアメンバーだけではなく、図書館に関わるプログラムに興味のある方でしたらどなたでも参加することができます。
来年のCode4Lib Conference 2013は2月に米国・シカゴにて開催予定です。

【参考】
・Code4Lib 2012公式サイト:http://code4lib.org/conference/2012
・Code4Lib 2012 IRCのログ: http://irc.code4lib.org/c4l12/
・LiveStream: http://www.livestream.com/code4lib